cgs’s blog

ヲヤヂの想うがままに

UM-385 (二日目)

水洗いした後、乾いたところで確認。筐体の割れは長さ10cm程と大きく、きちんとした補修が必要のようだ。しかも角の部分なので接着方法も考えないといけない。この機種の特徴の一つでマジックアイが通常のもの(=緑の輪が開いたり閉じたりするもの)と違い、ビックリマーク!が表示される。マジックアイは前板に突き刺さる形が一般的なのだが、これの場合板に沿ってくっつける形になる。その当たる部分にフェルトのようなものが貼ってあるのだが、洗っているうちに片方が取れてしまったようだ。これも止め具と合わせて考えなくてはならない。貼り付けてあるアンテナは何とか持ち堪えたようで、浮き気味のフチの部分だけ糊付けすれば良さそうだ。といった具合で考えなくてはならないことだらけである。(もちろんシャーシ側の掃除・補修・修理もある)

割れの接着に何かいいものはないかしら?と調べていくと、先人は瞬間接着剤を使っている様子。ただうちの場合は角の近くでかなり大きい。さらに調べていくとコーナークランプというものが出てきた。本来は額縁を作ったりする際に固定しておくもののようで、今回の事案でもいけそうな雰囲気である。

早めに会社を上がって家の近くのホームセンターへ行き、瞬間接着剤とコーナークランプを仕入れる。家に戻って当てがってみるとクランプがしっくりこない。割れている部分の反りが強いのかどうにも傷口をふさぐ方向に締まらない。そこで手元にある「スペシャルツール」群で傷口を締めることにする*1。接着剤を塗って手でしばらく押さえつけた後これで一晩様子をみる。

→接着は成功のようだ。

スピーカーで隠れる部分にこんな印字がされていた。昭和31年7月製造の箱、ということか。

昔から思うのだがマジックアイが何で必要なのか分からない。一番聞きやすいところに合わせればいいだけなのに、何故こんな大袈裟なデバイスをありがたがって使わにゃならんのか。そのくせ長いこと使ってると暗くなってしまい昼は何も見えない、てな事になる。廉価な機種だと付いてないものだってあるのに、そんなに重要なものなのかしら?

さて次は箱の修繕(塗装or磨き)、さらに交換用部品の調達としたい。

*1:これが現場力?