cgs’s blog

ヲヤヂの想うがままに

RF-P50A

以前にRF-P55仕入れているが、チューニングにクセがあってどうにも好きになれなかった*1。ヲヤヂ的にはそれがDSPあるいはAFCのせいと思っていて「これのアナログ版はどうなんだろう?」ということが気になり探していたところ、ようやく納得できる価格でオクに出品されていたのでゲットしてみた。(やはり脳みそがザリガニレベルか)

スペックでは電池の消費の点でアナログ機のP50Aの方が優秀なのだが、それ以外では共通となっている(スケールの裏側が黒と白の違いはある)。性能としては書かれていないチューニングの具合やら使い勝手などは果たしてどうだろうか?

てな訳で無事到着、簡単に掃除して早速いじってみる。まずはいつものNHK第一から。しかしながら表示が大雑把でどこを合わせたらいいかわからない*2。とはいえそこはアナログ機、中途半端な状態であっても信号をとらえたことが分かるのでそこから調整すれば問題なし。これがDSPのP55ではちと難しく、いきなり飛び込んできてすぐに去ってしまい中途半端な状態がない。そこが使いにくい、ストレスと感じる点だろう。思うに減速比を上げる、つまりより微調整できるようにすればいいのではないだろうか。確かに局間の移動には手間なのだが、この手のラジオでザッピングする人は果たしてどのくらいいるのか、という事を考えると多少ダルな設定の方がいいと感じる。バックラッシュもある訳でそれなら寛容な作りにするべきではないだろうか*3

そして何よりいやらしいワイドFM。周波数が高い分表示が狭くなっている上に首都圏だと局同士が近接しているため、微妙な操作ですぐ隣の局に移ってしまう。もしくは全然動かずに局を飛ばして先に移動してしまう。(同じことが我が家の環境ではNack5とTFMでも起こる)

電池の消費という点では圧倒的にP50Aの勝利、P55で使えなくなった電池をP50Aに入れると普通に使える。

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結論から言うと、どちらもそんなに変わらない。というかどちらも「ダメ」。確かに安いものではあるのだが、もっと昔のものの方がはるかに使いやすい*4わけで、も少しやり方があるんじゃないの?と思う。(開発陣は退化しているというか、実際に完成品を触って動作の確認をしているのだろうか?触ってみればすぐに分かるはずなのに、生産国に丸投げだからダメなんだろう。それともアホみたいに低コストで作られている?指針が太いのは調整不要とするためとか…)最新のラジオ(特にDSPのモデル)を買う際には十分気をつけましょう。同じ金を出すなら20世紀に発売された中古品のほうが遥かにいい、というのがヲヤヂの実感です。

*1:そもそも吊るしのブリスターパックで売られている家電品ごときにケチをつけるのも如何とは思うが

*2:この手のラジオでは何かと寛容でないとやってられない。

*3:まさかの減速なしの直付けってことならどうにもならんが

*4:30年も前の製品のSRF-AX15のほうが全然よい