cgs’s blog

ヲヤヂの想うがままに

UM-385 (三日目)

箱の上部と横、スピーカー部には塗料か薬品のような白い斑点がついている。

洗ったり爪でこすったぐらいでは落ちないため、サンドペーパー+コンパウンドでこすり落とすことにする*1

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回路図とも照らし合わせて交換部品の検討をする。ペーパーコンの交換は必須、ブロックコンもアウトになっていることが多そうなので普通の電解コンに置き換え、ボロボロの配線も張替え、バリコンを支えるところのゴムも必要、電源コードも固いので交換したい、etc、とまぁ金額的には大したことはないものの色々とある。通販で取り寄せることも考えたが秋葉原までの電車賃も考えると店まで行った方がどうも安そうでどこかで休みを取って買いに行くことにする。何とか長期の休み前には仕入れだけでも済ませておきたいところ。

秋葉原に行くルートを考えたら、家から行くより会社からの方が全然楽&安いことが判明、余裕がある日の昼休みにサッと行ってみることにする。

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十数年ぶりかの秋葉原、パーツ屋さんには20年以上行ってないため勝手が分からず大いに迷ってしまう。さらに老眼のためパーツに書いてある文字はおろかパーツが入っている棚の文字すら小さくて読めない。そして時間もなくなり這う這うの体で退散する。やはり慣れないとスムーズにはいかないもの。現地購入は時間をしっかりとってからでないとダメなようだ。(やっぱり通販にしようかなぁ)

*1:というか、なんでこんな『ハズレ』のものを落としてしまったのだろう。。orz

小さな物欲があふれ出ている

 

まぁラジオを集めるよりはいいだろう。年に2回しかないアレも出たことだし。といった訳で家電量販店に出向いて悩むこと数分、これを購入(またチプカシかい!)。

暑くなってきたし見た目も涼しげなデザインのベルト*1、もちろん軽い*2。フェースも小さめなので奥さんでも付けていけるかも。なんてつもりが持って行かれてしまう可能性大だが、そこはチプカシ。痛くも何ともないのでした。こうも衝動買いばかりしていたのでは無制限に増える恐れがあるので、買うのはボーナス時期に限定することにひとまずしたい。などと言いつつも次の安時計を考えている自分がいる。あかーん!

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電車の中を見渡すとスマートウォッチを付けてる人の多いこと。あるいは何も付けてない人も多数、腕時計をつけている人はどちらかといえば少数派。つまりは皆スマホで済ませているということだが、うーん、何か違うような。それとも腕時計なんて過去の遺産になってしまったのか?

*1:ミラネーゼというらしい

*2:本体が圧倒的に軽く、ベルトの方が重く感じる

UM-385 (二日目)

水洗いした後、乾いたところで確認。筐体の割れは長さ10cm程と大きく、きちんとした補修が必要のようだ。しかも角の部分なので接着方法も考えないといけない。この機種の特徴の一つでマジックアイが通常のもの(=緑の輪が開いたり閉じたりするもの)と違い、ビックリマーク!が表示される。マジックアイは前板に突き刺さる形が一般的なのだが、これの場合板に沿ってくっつける形になる。その当たる部分にフェルトのようなものが貼ってあるのだが、洗っているうちに片方が取れてしまったようだ。これも止め具と合わせて考えなくてはならない。貼り付けてあるアンテナは何とか持ち堪えたようで、浮き気味のフチの部分だけ糊付けすれば良さそうだ。といった具合で考えなくてはならないことだらけである。(もちろんシャーシ側の掃除・補修・修理もある)

割れの接着に何かいいものはないかしら?と調べていくと、先人は瞬間接着剤を使っている様子。ただうちの場合は角の近くでかなり大きい。さらに調べていくとコーナークランプというものが出てきた。本来は額縁を作ったりする際に固定しておくもののようで、今回の事案でもいけそうな雰囲気である。

早めに会社を上がって家の近くのホームセンターへ行き、瞬間接着剤とコーナークランプを仕入れる。家に戻って当てがってみるとクランプがしっくりこない。割れている部分の反りが強いのかどうにも傷口をふさぐ方向に締まらない。そこで手元にある「スペシャルツール」群で傷口を締めることにする*1。接着剤を塗って手でしばらく押さえつけた後これで一晩様子をみる。

→接着は成功のようだ。

スピーカーで隠れる部分にこんな印字がされていた。昭和31年7月製造の箱、ということか。

昔から思うのだがマジックアイが何で必要なのか分からない。一番聞きやすいところに合わせればいいだけなのに、何故こんな大袈裟なデバイスをありがたがって使わにゃならんのか。そのくせ長いこと使ってると暗くなってしまい昼は何も見えない、てな事になる。廉価な機種だと付いてないものだってあるのに、そんなに重要なものなのかしら?

さて次は箱の修繕(塗装or磨き)、さらに交換用部品の調達としたい。

*1:これが現場力?

また時計の季節?

下の子が普段つけている腕時計は中学の入学祝いでもらったBABY-Gなのだが、大学生になりかなり傷んできたのと、就職活動も控えておりさすがにそれだとまずいだろうと新調することになった。そのついでにお父さんのも新調しようか、となった*1

そういえば前に腕時計を買ってから早くも3年が経過、途中コロナの時期があって付けることが少なかったせいか傷みは少ない。とはいえたまには気分を変えてみるのもいいかな、ということで安くておしゃれなものを探してみようと思った次第。

今使っているものが壊れているわけでもないので慌てて買う必要もなく、またサブの扱いになるので前にも書いた道具としての要件(必ず動作・機能すること、可能な限り正確であること、等)は今回は重要視しない。また年相応というのも重要な要素となってくる。

まずは手短かなところでチプカシを見てみる*2。相変わらずデザインが今一つ好みではない≒垢抜けてない*3のだが、その中でもヲヤヂ感溢れる奴に目星を付けておく。最近は何故か手首が太くなって*4きたため調整が簡単にできるものがいい。

などと悩んでみたものの、どうせ安いんだから、とひとまずお店へ。目星を付けていた機種もあったが、他にピリッとしたものはないかしらん?と探した結果これを衝動買いする。(全然年相応じゃない!)

決め手は軽さ(21g)とELバックライトと7年持つ電池。もちろん値段も。これならもっと色々と買い揃えようかしら?(などとまた横道に逸れていく予感…)

ここでふと思った。時間量*5を知るにはデジタルではどうにも不便、やっぱアナログでないと。しかして時刻を知るには視認性でデジタルの方が優れている。となるとアナデジ的なもの?とか。それにしても

物欲に走ってはいかんのぅ…

といいつつまた買ってしまうんだろうなぁ、この調子だと。。

*1:全く身勝手な言い訳

*2:ここが既に間違いのような気もする

*3:ギミックや説明の文字が多い。しかし同じチプカシでも輸出モデルには素敵なデザインのものが多い。何故?日本の消費者を何だと思っているのだろうか?

*4:もちろん腹周りも

*5:昼休みは残り何分?とかあれからどれくらい経った?など

UM-385 (初日)

奥さんと子供たちが出かけた隙に作業開始。まずシャーシと筐体を切り離して筐体を掃除洗浄するところまでやってみる。

(以下備忘を兼ねてメモっておく)

まず指針を最大周波数(つまり右側)に合わせておく。こうすることでシャーシを引き出すときに指針が当たらずに済む。それからつまみ3つを外して手順を考える。くっついている箇所は以下の通りで、この順で進めていく。

-底のネジ(3本) … マイナスねじだが溝が微妙に狭く工具を選ぶ。

-アンテナ(コネクタから配線を引き抜くだけ)

-スピーカー(ネジ3本+押さえ金具1つ)

-パイロットランプ(ネジ1本)

-マジックアイ(金属バネを外すorソケットから外す?今回は筐体を洗う予定なので前者)

-イヤホンジャック(ネジ2本) … これもマイナスねじ

このうちマジックアイのバネは外そうとしたら錆びていたため切れてしまった。仕方ないので組み立てる時に考えることにする。それより前の持ち主が「力技」を用いたようで、前面のクリアパネルが外れてしまっている。これも戻す時に何か考える必要があるが、今は掃除フェーズなので逆にありがたい。また番外だが外したネジの置き場に困ったので急遽100円ショップにダッシュしてピルケースを仕入れた。これで解体もかなり捗る(はず)。

シャーシ裏を覗くとペーパーコンデンサがどっさり、一応写真を撮っておく。後で見たらコンデンサの1つ(赤丸)がパンクしていた。。。

そしてナショナルではお馴染みのパイロットランプの配線がボロボロ。交換しなくちゃならんもの多数である。

夕方になり老眼ヲヤヂには厳しい状況となったものの、何とか切り離しに成功。

歯ブラシで筐体内の永年の埃を掻き出す。スピーカーにもしっかり溜まっている*1。シャーシの掃除は後日とする*2

筐体とクリアパネルとつまみを風呂場に持ち込んで水洗いする。天板に貼ってあるアンテナは剥がれそうなのでそっと扱う。(本当ならマジックリンでザバザバやりたいところだが。。)

一晩外に干しておくが、多少汚れが残っていても後はいつものウェットティッシュで済ませる予定。そもそも黒い筐体なので濡れた状態では汚れがよく判らない、というのが実際のところ。(次は筐体の割れの補修かな?)

*1:ということは他の箱ラジオも同じようなものかしら?う~…

*2:次回は文明の利器=掃除機やエアダスターを使う予定

TOKYO FMの周波数

TFMは東京タワーから80MHzで放送されているが、多摩・埼玉西部地区向けに檜原村(檜原中継所)からも放送されている。我が家の場合東京タワーのほうが全然近いのだが、檜原中継所の電波(86.6MHz)も普通に入感することが分かった。そこで居間に置いてあるICF-9580 は 檜原中継所の方を受信するようにした*1

これで地元のコミュニティFM局を聞きたくなったときに移動量がぐっと少なくて済むようになった。めでたしめでたし。

*1:主たるリスナーの奥さんは当然ながら全く気がついていない

DL-305 (プロローグ)

UM-385に飽き足らずまたも真空管ラジオを仕入れてしまう。闇はかなり深そうな雰囲気だが今回仕入れた(仕入れてしまった)のは我が家では最も古いものになる1953年発売、ナショナル製5球AMラジオである*1。こいつの売りといえばスピーカを中心とした意匠。それまでの国産ラジオとは一線を画すアールデコ風デザインで、いかにも時代を感じさせるもの。そしてフィリップスからの技術導入でロゴがナショナルとフィリップスの両方入ったものになっていたり、裏板がL字型になっていて筐体下にまで回り込んでいる*2、といった他にはない特徴を持っている。さらにこいつは真空管ラジオとしては小さい方なので箱ラジオの棚に割り込むのも可能であろう。

届いたものをひとまず確認。オクでは機種名がなかった(実際どこにも何も書かれてない)がDL-305で間違いなさそう。外装はつまみが交換されているものの比較的綺麗。中はそれなりに埃が溜まっている。パイロットランプの配線は交換されているようだがスピーカーの配線は劣化して芯線が見えている(はぁ)。バリコンのマウントは溶けてシャーシはおろか、底板にまで垂れている(うぇ〜)。ペーパーコンデンサもいっぱい使ってあって、やはり定番のメンテが必要と思われる。とはいえ先約があるので、その後になる予定。うーむ、一体いつ始められるのやら。

*1:管球式は不思議とナショナルばかり集まる。何故?不人気なの?

*2:このおかげでシャーシを取り出さなくても下周りのパーツにアクセス可能