cgs’s blog

ヲヤヂの想うがままに

UF-710

超弩級こと3D-HiFi真空管ラジオのナショナル「ステレオソニック*1」UF-710が届いた。夜遅かったものの軽く眺めてからつまみを外してきれいにする。
風呂の中で洗うのだが、つまみの指針が黄ばんでいるなぁ、と思ったが明るいところでよく見ると黄ばんでいるのではなく金色であった。そういえばスピーカのところのモールも金色が使ってある。さらにはバーアンテナの向きを前から調節できる機構まで持っている*2。つまり普及機でなく高級機なのだと実感*3。1957年製で当時の定価が25400円、今の価値だと14万近いことを考えると納得である。



この頃のナショナル製ラジオの例に漏れず、パイロットランプの配線がボロボロで芯線が露出していて、とてもじゃないが電気を入れる気にはならない。この分だとコンデンサ類もかなり逝っている=総入替が必要と想像される。外装もかなりダメージがあるし音出しできるのはかなり先になりそうな雰囲気である。

*1:こんなペットネームがついてるが決してステレオではない

*2:RE-777Nでは裏にバーアンテナ直結の調整用レバーがある

*3:10×8インチの楕円スピーカが1発と5インチが2発で3スピーカ構成。これだけでも十分にゴージャス