cgs’s blog

ヲヤヂの想うがままに

RE-777N修理・ようやく火入れ

家族が外出したのを見計らってRE-777Nのレストアを急遽開始。
まずは箱の下のシャーシ固定ねじを外す。シャーシから錆がでて外箱との間にあるゲタとくっついてしまっている。マイナスドライバでこじってやると、なんとゲタが割れて外箱から外れてしまった!
合板でできているので貼り合わせてある部分が剥がれたようだ。さすがに50年以上経過しているものなので無理は禁物、ひとまずボンドで補修しておく。メーター針を外そうと思ったが、シャーシごと外せるようで、ここで無理に外す必要なはい。*1
スピーカの線は内部で余裕を持たせてあったので切り離しは行わなかった。
真空管を外して埃を落とし、シャーシ裏側の具合を確認した後にメーター糸を張り直して*2真空管も戻して、いざドキドキの電源投入!
… 異音はしない。煙も出ない。真空管が温まってくると埃っぽい匂いがする。さらにしばらくするとハム音がうるさくなりはじめた。
ボリュームを動かすと盛大にガリが出る。トーンも同様でかなり厳しい。ダイアルを回していくと、そのうち英語の放送(AFN)が入ってきた。もう少し下を探るとNHK第一が入感。30分ほどそのままにしてみる。特に何も起こらない。
ということで基本的な部分では問題なさそうである。(あぁよかった)また温まってくるとハム音が小さくなってきた気がする。
FMに切り替えてみる。アンテナ線はつないでなくともTFM、J-WaveBayFMNack5といろいろ聞こえてくる。*3
シャーシむき出しで放っておくわけにもいかないので、メーター針をつけて箱に戻す。



ここまでの不具合メモ

  • MW周波数の最下限が600kHz前後までずれていてNHK第一がギリギリ入る程度。調整が必要。*4
  • ステレオインジケータが点灯しない。パワーオン時に一瞬つくので球切れではなさそう。*5
  • Lchの出力が弱い。ガリは左右同じくらいなので出力段以前で弱いようだ。
  • ボリュームのガリを何とかしないとつらい。また絞り切っても音が大きい気がする。これでは夜中に聞くなんて夢のまた夢。
  • ゴム足のへたりも何とかしないと
  • スピーカネットの汚いのも何とかしたい

うーん課題はいっぱいだねぇ…それに比べたら半導体ラジオの問題なんざ可愛いものかもしれない。
そういえば半導体ラジオでは付き物だった「ポップノイズ」がないことに気が付いた。*6



後日触ってみるとダイアル糸がすべっている。また張り直しか…

*1:というより糸が切れているのだから気にする必要はない

*2:張り具合が難しい…

*3:強電界はありがたいこと

*4:いっそ端は捨てて真ん中だけで生きるか?

*5:モノラルで放送してる?

*6:真空管が温まるまで音が出ないので当たり前なのだが…