前にも書いた気がするが、私は昔からラジオが大好きである*1。
最近は耳鳴りがひどく、その症状緩和のために夜ラジオを聴きながら寝ている。通勤時も何かさみしいのでいいものはないかしらん?と思い久しぶりにラジオの調査を開始。最近はAMの補完放送というのをFMでやっていることは知っていたのでそれが聞けて携帯に便利な小さいもの、ということで見ているうちに、今時の中華ラジオが高性能であるということが分かってきた。高周波増幅段以降をデジタル化(DSP)することでノイズに強く安定して聞きやすくなっている、そして国産メーカー物よりもぐっと安い、さらにさらに国産メーカー物にはこのDSP搭載モデルはないとのこと。
うーん、これは全く嘆かわしいこと、これは市場パトロールが必要。ということでまた株主優待券を握り締め某カメラ屋さんへ乗り込むことに。
想像した通り、ラジオはヘッドホン売り場の片隅に追いやられていて全く肩身の狭いものになっている。そんな中、これならいいんじゃね?というのを見つけました。
Audio Comm イヤホン専用DSP2バンドラジオ RAD-P187N
- 出版社/メーカー: オーム電機
- メディア: エレクトロニクス
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そこで売っていたDSPのモデルの中では一番高価だった*2ものの、石鹸を小さくしたような*3形と新しめのモデルということでこれに決定*4。早速聞いてみると、
- 切れがいい。感度も高い感じがする。
- 他の家電品に近づけても雑音がほとんど出ない*5
- 結果、音質も極めて良好
- プリセットなのでいろいろな局を聞いて回るのが楽チン
- 軽く小さいので取扱いが楽
などいいことだらけ。久しぶりにいいもん買ったと思った次第。
それにしてもなぜ国産メーカはPLLのモデルは出してもDSPのモデルは出さないのだろう*6? 何か事情でもあるのだろうか?まじめにやったら高性能&使いやすい、そしておしゃれな物ができそうである。ワンセグが聞けるモデルはあるものの*7、何か観点がずれている気がしてならない。
DSPラジオをおだててみたが、ネットラジオと比べてしまうとその差は歴然、音質・安定性はネットラジオにはるかにかなわない。しかしネットラジオは「ラジオ」なのか?と言われると全く別のものといわざるを得ないわけで、何もない空間を飛び越えて音楽やおしゃべりが流れ込んでくる普通のラジオにヲヤヂ的には『ロマン』を感じてしまうのである。