cgs’s blog

ヲヤヂの想うがままに

TR-3460

今日も暖かくすっかり春の気分だが、明日からまた寒くなるらしい。それはともかく、

今回の*1最後の機種、ソニーTR-3460である。


大きさはタバコサイズ(61x88x24)の小さいラジオ*2。単3電池1本で動く。この「電池1本で動く」かつ「スピーカー付き」というのが意外と少なく、他にはソニーのTR-3450*3、ナショナルのR-155などがある程度*4。1本だけなので電池を最後まで使い切ることができ、精神的にもお財布的にもありがたいことである。この特徴からかオークションでも人気で、少々高めだったものの無事ゲットに成功。*5

実際に鳴らしてみると、確かに鳴るには鳴るのだが弱った電池だとさすがに音が小さい。実用的かと言われるとかなり微妙である。今だったらもっと効率のいい高性能なパーツを使って実用に耐えるものを作れると思うのだが、そんなところに力を入れる企業など今時あるとはとても思えない。

*1:続きがあるんかい!?

*2:1980年ごろのカタログを見ると「セブンスターとほぼ同サイズ」と書いてある。タバコを比較対象とするあたり今更ながら隔世の感がある。

*3:カタログには「ミスター・スリムとほぼ同サイズ」とある。ミスター・スリムをどのくらいの人が知っているか。。

*4:スピーカなしならソニーSRF-Sシリーズなどいろいろある

*5:黒ボディも出品されていたがこちらはもっと高値で取引されていた。。

TR-4400

今日はむっちゃいい天気だった。そんな中、本日のお題は「ソニーTR-4400」をご紹介。

パナペット、ピットインと抱き合わせでやってきた。そんな不遇な(?)境遇だが、大きさの手頃感は一番かも。巷の情報では前期型と後期型があるようで、どうもこいつは後期型のようだ。

スカイセンサーを持っていた身からすると、NSBに特化している=受信可能周波数が飛び飛びなのは何か中途半端な気分である。とはいえネット全盛、Radikoみたくネットラジオもあるし、さらに短波の日本語放送が激減した今となっては短波放送を好き好んで聞く訳でなし、AMに飽きて短波が聞ければよい程度か*1

でもよく考えるとこれ以降のNSB特化の機種ではクリスタルによる選局となっていてNSBしか聞けない、つまりNSBの近くの他の放送局を聞くなんてことはできなくなっている。そのためある意味貴重な機種なのかもしれない。

*1:海外に行くのなら別でしょうが、コロナ禍の中ではまぁ無理。行きたくないし

ICR-M7B

朝晩は寒い日が続いている。そして今日のテーマはICR-M7Bである。

いわゆるAM専用機の「ピットイン」の黒ボディ(前に仕入れたICF-M10はピットインFM)。バンド切替スイッチがないくらいで、パッと見は区別がつかない。1979年Good Design賞。

当然ながらICF-M10と操作性は全く同じ、そしてどのボタンを押したか、何の局を受信しているのか分からないのも同じである。(当時のユーザはどう感じていたのだろう?)

R-88

世間的に今日が立春らしい。そんなことはつゆ知らず、まずは第一弾、ナショナルR-88を御紹介。

パナペットシリーズといえば、腕にはめることもできる*1「クルン」(R-72)とか万博の記念品にもなった球形のもの(R-70)などが有名だが、これは万年カレンダーがついたもの。日付の部分に穴が開いていてそこから音が出てくる。TR-1829あたりと似たコンセプトなのかも知れない。

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写真でしか見たことがなかったが、意外と大きい(105x105x55)。その割に手提げ用のひもがついている。物は軽いが持ち運ぶには若干デカい気がする。

残念ながら電池端子は緑青だらけでドライバーでこする程度では通電不可、配線を外して作業したほうが早い気もする。修理までの間はただのカレンダーとして?過ごすことになりそうだ。

*1:実際にしている人は見たことがない。発売当時、近所の家で現物を見たことはある。

いい天気だが風は冷たい

またしても色々とオークションで仕入れる。詳細はまた追って紹介するとしましょう。

しかし、これでは全く「クレクレタコラ」状態ではないの?>わし

・・などと言ってどのくらいの人たちが分かってくれるのか?

とはいえタコラは金を払っていないので少し違う気も… んー不毛だ。それにしても

物欲に走ってはいかんのぅ…

R-027

雨が降って寒い。雪が上空から落ちてくるまでに溶けているようだ。それはともかく、

また懲りもせず小さくて古いラジオをオークションで仕入れる。ナショナルのR-027というPLLシンセサイザー方式のもの。もちろん動くのか?ということもあるが、ネットで調べても情報が全くない。これは果たして・・・また文鎮なのだろうか?

無事R-027が到着。案の定電池室の端子が緑青まみれ、ドライバーでこすってアルミホイルで補強(?)してスイッチON!一応受信はするようだ。が、ボリュームを回しても音量が変化しないような… うーん。。

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前に仕入れたピットインでは受信周波数がまるで分からなかったが、こいつはLEDでおおよその周波数を示してくれるので少しだけ優秀である。とはいえ現代のように液晶で周波数を直接表示するようになるのはまだまだ先のことのようだ。

 

総括第五弾

ライフワークとなりつつある(?)総括シリーズがついに第五弾、さすがに箱ラジオは置く場所が難しくなってきているため小さいものが多くなっている。

(第一弾はこちら 第二弾はこちら 第三弾はこちら 第四弾はこちら)

構成はハンディー:9(!)、時計付き:1である。

製造年代

1966 2R-26

1970 TR-1824

1972 TFM-4500

1977 ICR-9

1978 ICF-10

1978 R-022

1978 RF-022

1978 ICF-M10

1987 R-036

2000 ICF-C255RC

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以下はあくまでヲヤヂこと私の主観であって、あまり参考になさらぬよう。いつもと同じく仕入れた順で紹介していく。

TR-1824

一目見ただけで目に焼き付いてしまうほどのスピードメータ型のキュートなデザインでヲヤヂ的に一番欲しかった一台。なぜこいつがグッドデザイン賞を取っていないのか不思議*1。電池ケースが液漏れ全損状態のため未だ動確ができていない。また中身の構成は前に入手したTR-1829*2と大きな違いはない。

ICF-10

ミリQも前から興味のあった1台。オークションでは脱着式ワイヤーアンテナがないものが多いのだが、こいつはヨレヨレながらも付属していた。これまた電池の液漏れのため修復必要。ちなみにミリQには金メッキモデル(ICF-10G)もあるが、さすがにレア&高値のため手が出ない。(そもそも性能とは関係ないので気にしない)

ICF-C255RC

「DREAM MACHINE」ことソニーの時計付きラジオ。電波時計+ラジオというレアな構成。そもそも受信機能が2種類必要なので設計が大変と思われ、後継機が出る様子もない*3。ラジオがPLLシンセサイザー方式はよいのだが、TV1ch~3chはアナログ時代の設定のためワイドFMとしては使えない。ちと残念。

R-022

後述RF-022とともにレッドサインペッパーシリーズのAM専用機。裏にTDLマークがあって思わずゲット。このシリーズは黒ベースに金とアルミ地に黒の2種類があり、これは後者。ちなみにソニーのICR-7と似ていると思うのはヲヤヂだけだろうか?

ICF-M10

PLLシンセサイザー方式のポケットラジオ。周波数表示もなければどのボタンを押したかも分からないという不思議な一品。ミリQと同時期の製品のためか、脱着式アンテナは同じものが使われている。

2R-26

この時代でプリセット型はどういった感じなのか見たくて導入したものの、それ以前に不具合が多く先に進まず。オクの説明だけでは使い込んでいるかどうかは判断が難しい。発売50年を過ぎたものは余程厳選しないと痛い目に遭うようだ*4

R-036

SCAN機能付きのNSB専用機。専用機=バリコンを持たないので大変コンパクト。他2台のペッパーシリーズと異なり3.5mm径イヤホンというのもポイントが高い。(同じくNSB専用機のRD-500は2.5mm径。残念。)

TFM-4500

これも大昔=小学生の頃から憧れていた1台。縦型のトランシーバに似たデザインで手に取ってもいい感じの大きさと存在感、主な操作系は上にまとめられている。周波数表示はドラム式でこういったハンディー機では珍しい。1972年Good Design賞。

RF-022

R-022とともにレッドサインペッパーシリーズのAMFM機。デザイン的には黒ベースに金文字で若干ゴージャス(死語)、R-022では何もなかった正面の一番いい場所にバンド切替SWを配しているがヲヤヂ的には違和感たっぷり、もう少しやりようがあったのではと感じる。

ICR-9

初代ミリQ。世界最薄?を狙ったAM機で電源はボタン電池。受信周波数表示は横に付いていてアルミボディがおしゃれな一台。正面からは操作部分・表示部分が見えないように配置されている。1978年Good Design賞。

 

箱ラジオに比べ小さいラジオは価格も比較的手頃で集めやすい(上の10台でも体積比で箱ラジオ1つ分にもならない)が、一度に聞けるのは当然1つだけなのでやはり制限していかないと収拾が付かなくなりそうで大変に不安である。

 

今一度、ストレスが溜まっても

物欲に走ってはいかんのぅ…

*1:申請してないだけ?

*2:これも電池ケースが液漏れ…orz

*3:ネットで見てもこの構成はほとんど見かけない。というかそこまでの精度をラジオに求めていないということかも。

*4:何を今更おっしゃるのやら